令和6年10月9日に開催された「社地域 式内社の大祭(秋祭)」に岡山商科大学学生9名がおかやま元気!集落応援団として参加しました。
平安時代に編纂された「延喜式」に記載され、朝廷から重視された神社だけが「式内社」と呼ばれ、その格式が高く、今でも貴重かつ神聖な場とされている「式内社」が、社地域には八社集まっています。
この社地域にある式内八社には5基の神輿があり、毎年秋(10月9日)に大祭が行われていますが、集落の高齢化や人口減少などにより、伝統あるお祭りの神輿担ぎ手が足りない状況になっているため、古くから受け継がれてきた社祭りの神輿担ぎを体験していただき、社地域のみなさんとのふれあいも楽しんでいただきながら、応援団として地域活性化の手伝いを行いました。(^^)/
地域が用意してくれたバスで社地域に到着! 社地域振興協議会の樋口会長をはじめ、社地域の方々が出迎えてくれました (^^♪
残念なことに、この日は、天候がすぐれずに、雨が降ったり、止んだり(>_<)
早速地域に方に手伝ってもらい、女性は巫女に、男性は法被に着替えて、二宮(ふたみや)へ移動。 初めての法被姿、巫女姿。みんなとっても似合ってますね✨
祭礼の前にみんなでお清めをして祭礼へ。巫女さんも会場へ入ります。
二宮で祭礼を終えて、本来であれば、神輿を担いで横見神社(よこみじんじゃ)へ神様をお迎えに行きますが、雨のため、神輿を出すことができませんでした。でも、歩いて地域のみなさんと一緒に、横見神社に向かいます。
雨で足元が悪いので、巫女と宮司は、グリスロ(電動の時速20㌔未満で公道を走るグリーンスローモービル)で移動。おや!? グリスロのナンバープレートも8460(ヤシロ)になっている。(*^▽^*)
横見神社で祭礼を終えたら、山道を形部(かたべ)・佐波良(さわら)神社へ向かいます。
形部・佐波良神社の境内には、モミと杉の木が根元で結合している「縁結び之木」や樹齢800年とも1,000年とも言われる県下屈指の巨樹「佐波良の大杉」(通称千年杉)があります。
形部・佐波良神社に到着!
でも、雨がまたまた降りだしたために、神輿に神様を移すことはできませんでした。
形部・佐波良神社祭礼を終えて、せっかく、神輿担ぎに参加してくれた応援団のために、地域の方の計らいで、形部・佐波良神社の境内を神輿を担いで回らせていただきました(^^♪
形部神社の神輿は、金色に輝いて、とても綺麗✨
ワッショイ!ワッショイ!かけ声が、山々にこだましています。
大切に守り引き継がれている神輿は、けっこう重たいようです(‘ω’)
本来は、神輿で各神社の神様を迎えに行き、神集場(かんなつば)まで神様を運び、八社の神様が神集場に集うのですが、今年は天候不良で、神輿に「神移し」ができなかったので、ここで祭礼は終了となりました。
記念撮影 子供神輿 昼食
参加者全員で記念撮影📸を終えて、山道を下り、コミュニティハウスまで戻りました。
コミュニティハウスでは、子供神輿が準備され、子供達が法被姿で待っていました。
子供神輿も雨で担ぐことはできませんでしたが、その場で神輿を触りながら子供達は、楽しそうにしていました。
コミュニティハウスでは、地域の方がお昼ご飯や飲み物を用意してくれていました。
みんなは、美味しい昼食に大満足!! ごちそうさまでした(*^▽^*)
参加してくれた応援団のみなさんからは、「神輿を担いで各神社を回れなかったのは残念だったけど、神輿を担がせてくれて嬉しかった。」「巫女は初めての体験で、作法などが分からず少しとまどったけど、貴重な経験をすることができ、すごく嬉しかったし楽しかった。」日本の文化を学べて良かった。岡山は素敵なところ!」「雨が降って、神輿を担いで回れなかったのは残念だったけど、地域の方にいろいろな歴史を教えてもらい、学ぶことができ、楽しかった。」などの感想が聞けれました。
参加してくださった応援団の皆さま、社地域の皆さま、雨の中、本当にお疲れさまでした!
神集場 大御堂
この社地域には、約800年前に、地域と仏教をつなぐために建造されたとされる「大御堂(おみどう)」もあり、12世紀末頃の杉材が使用されていることが分かり、岡山県内最古の木材を使った建造物として、地域が大切にしています。 ※現在は修復工事中。
中世の遺産・文化が色濃く残り、神様が集う社地域で、ぜひ歴史散策、式内八社の里めぐりに出かけてみませんか?紅葉も綺麗ですよ!!
みなさんのお越しをお待ちしています(^^)/