2016年度登録
[中島東地区]
人口:205人 高齢化率:42.0% 集落数:7集落
中島東地区には弘化3年(1846)に建てられた、江戸時代の歌舞伎専用舞台「松神神社歌舞伎舞台」があり、昭和38年岡山県重要有形民俗文化財の指定を受けています。この歌舞伎舞台では、地元有志が発足した「中島東松神座」が毎年四季の公演「春」として定期公演を行っており、各地の舞台が失われていく中、地区の人々の愛着と熱意により地歌舞伎の伝統文化が大切に受け継がれるとともに、子どもからお年寄りまで世代を越えた地区住民の交流の場となっています。また、地区外からも多くの観客が訪れており、交流人口の増加、地域の活性化にも寄与しています。
例年、4 月の下旬には横仙歌舞伎四季の公演「春」を開催しています。地元中島東松神座をはじめ、横仙こども歌舞伎教室も演目を上演し、毎年県内外から約 400 人の来場者があり、大きな声援と拍手に包まれます。
また、令和 3 年度にはコロナ禍でも地域内外に活動を PRするため、歌舞伎の動画を YouTube にて配信を行いました。
令和 2 年度には、松神神社南の古民家をリノベーションし、歌舞伎の館「松神館」を設置し、今後は「松神館」を活かしながら、地下芝居の公演への参加、独自の体験プログラムの構築をすることで関係人口による集落機能の維持・強化を図っていきます。