2012年度登録
[白石・島づくり委員会]
人口:354人 高齢化率:76.3% 集落数:10集落
白石島は瀬戸内海国立公園の代表的な自然景観美をもつ島で、笠岡諸島の島のなかでは2番目に面積が大きく、10の集落で構成されています。急速な少子高齢化が進んでいる中で、離島というハンディキャップを克服するために集落の協力体制の強化が求められています。
こうした中、地域各種団体の連携を強化する目的で、平成11年度に「白石・島づくり委員会」を立ちあげました。この「白石・島づくり委員会」では、明るく住みよい郷土づくりを目指して、安全・安心・助け合いをキーワードに掲げて、毎月一回、定例会を開催し、地域特有の問題解決や地域の特性を活かした地域づくりについて、話し合いを行っております。
平成22年10月には、地域のまちづくりを支援するため、市職員3名が地域担当職員として白石島に配置されました。地域と行政がお互いに情報を共有しながら、身近で強い信頼関係を築き、協働で地域のまちづくりを進めています。
代表的な取組として、島内への情報発信のため、白石・島づくり委員会が月に1回「ふるさと新聞」を発行し、白石島の全戸に配布し、ごみの収集日、診療所の診療日、島の各種行事予定、島での出来事などを島民にお知らせしています。近年、イノシシによる農作物被害等が多発しているため、島内住民の安全・安心な生活を守るためにイノシシの捕獲・駆除に取り組んでいます。また、高齢化が進み島内の移動が困難な方が増えているため、白石・島づくり委員会で生活支援サポート部会を立ち上げ、付添支援ボランティア制度を利用して島内の移動支援をしています。