2024年度登録
[滝本地区]
人口:760人(うち、269人自衛隊) 高齢化率:43.8% 集落数:16集落
滝本地区は奈義町の中心部よりやや西側に位置し、比較的平坦でなだらかな地形が広がる地域です。基幹産業は農業であり、中山間地域等直接制度や多面的機能支払制度を活用した滝本地区活動組織と滝本農業振興会が主体となり、農業振興に努力しています。岡山県下で初めて令和5年度に設立した「草刈会」は、地域全体の農地保全や景観維持に積極的に取り組んでいます。地区の特徴として、陸上自衛隊日本原駐屯地の地元地区であり、隊員やその家族と共に地区の事業やイベントに多く参加し、友好な関係を築けています。
演習場となる那岐山麓裾野の中心に位置する自然豊かな滝山の中腹に、1300年の歴史がある県内外にもパワースポットとして知られる瀧神社本社が祀られており、高齢化が進む地元の氏子役員らで参道の整備や環境保全、維持に取り組んでおり、豊な自然を生かしたウォーキングや憩いの場づくりを計画しているところです。
滝本地区内中央に流れる滝川は、県指定天然記念物である源氏ボタルの生息地であり、広く町内外へのPRと環境維持を目指して地元有志で開始した滝川ホタル祭りも25年以上経過し、県内雑誌等にも紹介され広く周知されるまでになりました。ところが、コロナ禍による一時中断や実行役員の高齢化から今後の継続維持が課題となっており、地区活動としての位置づけが重要となっています。