2021年度登録
[大庄屋・小出家(原砂)の保存と活用に取り組む地域住民の会]
人口:526人 高齢化率:47.3% 集落数:21集落
旧賀陽町に位置し、気候はやや内陸性で、県南部と比較して冷涼な地域にあります。
畑作が営まれている石灰岩台地の70%以上が水田という、穀倉地帯にある豊野地区では古くから農業が盛んです。
地域拠点としての機能とコミュニティの形成を目的に、大庄屋小出家の邸宅整備・保存活動を行っています。江戸時代から続く建物の文化的価値に加え、小出家の行ってきた大庄屋、酒造業、医業等、地元住民を中心に広報活動に精力的に取り組む一方で、県内の大学と連携し、建築学を学ぶ学生に歴史的建造物の特徴や構造、大庄屋小出家が地域において果たした役割、地域の特性を学ぶ機会を提供しています。「文化財」として見学するだけではなく、存在し続けられるような在り方を模索するアイデアを募り、学生の新しい視点や感覚も取り入れながら活用することを目指しています。