2019年度登録
[コンシーデレ山手]
人口:136人 高齢化率:48.5% 集落数:7集落
山手地区は、久米南町の南部、岡山市、赤磐市と隣接する高原地帯に位置します。明治37年の甲州ぶどうの栽培導入をきっかけに、地域をあげてぶどう栽培が盛んに行われており、現在では町を代表する特産品の一つになっています。JA・ぶどう部会と行政が連携した新規就農者確保に向けた取組を行った結果、約30戸あるぶどう農家の内半数は新規参入者となり、平成21年から平成25年までの5年間で2.89haものぶどう農地を再生し、1農家の平均栽培面積は、県内随一の広さを誇る産地となりました。
平成27年に「コンシーデレ山手」を組織し、それぞれの立場や各種団体でできることの情報交換や企画立案を進め、各種団体の活性化と住民全体のつながりを図る活動に取り組んでいます。さらに、移住希望者(新規農業従事者等)と地区住民、地区住民同士(高齢者と若手、担い手)の交流や共同事業の実施や地区内の空き家活用の検討等を通じて、コミュニティ全体の活性化や山手地区への移住・定住促進にも取り組んでいます。
空き家検討会では、空き家情報の整理、専門家や先進地域を招いた空き家視察、地域住民による片づけ・改修ワークショップを実施しています。(空き家検討事業は岡山県市町村空き家モデル地区事業に選定されています。)